プログラムで小数点以下のある数字(1.2 とか 1.6 とか)を丸める時、
普通に四捨五入を想定するが、そうではない時がある。
そもそも、四捨五入は、中間である 5 が切りあがるので、下記のようになり、
切りあがる数:5,6,7,8,9
切り捨てる数:1,2,3,4
切りあがる数のほうが多くなる。
なので、丸める回数が多くなると数値が大きくなりやすい。
そこで、四捨五入以外で使われる端数処理で有名なのが、“最近接偶数への丸め”(銀行丸め)である。
これは、中央値である5を、切り上げる際に、偶数になるかならないかで判断する。
0.5 → 0
1.5 → 2
2.5 → 2
3.5 → 4
プログラムでRoundといった関数等で数字を丸める際は、”四捨五入”と”最近接偶数への丸め”とどちらかになる。
想定していない値になりえるので注意が必要。